現場のつぶやき

現場のつぶやき

2018 5 18

5月の庭園風景
5月の庭園風景
「理由」
 
草花は愛情をかけるほどそれに応えてくれる、とよく言われる。
お客様の手入れに伺うと本当に美しい草花たちを目の当たりにすることがある。
「どうやったらこんなに生き生きするんだろう」溜息交じりにそう思う。
どの花も皆、私を見て、と言わんばかりに誇らしげに咲いている。
 
花の色、形、大きさ、虫たちの羽音、風にそよぐ葉音、ふかふかした土の感触、充実した枝葉の肌触り、そして研ぎ澄まされたバラの棘の痛み。
様々な心地よい感覚が、五感を通じて全身に染み込んでくる。
 
愛情を存分に受けて育てられた庭はそれが一つの生き物のようになり、全身全霊で応えるのだと思う。
 
帰り際、バラを一鉢頂いた。
「こんなに綺麗に咲いているのに、いいんですか。」
と聞くと
 
「薔薇を人にあげるときは、その薔薇の一番状態のいい時のものをあげなさい、そう教えられたことがあるのよ。」と静かに微笑んで一言。
 
それは、花たちがこんなにも美しく咲く理由の一端を垣間見た瞬間だった。
 
(S)

現場のつぶやき

2018 2 8 足袋

休憩中の地下足袋風景
休憩中の地下足袋風景
「木の上ではこれでなくては」
 
すいません、休憩中の写真です。
 
普段の作業では足袋を履きます。
 
木に登り、微妙にバランスをとるには地下足袋が一番です。
昔は足袋に草履履きでしたが明治時代に入り、ゴム素材が入ってきてから今の形になりました。
最近は土木屋さんも履きませんが、植木屋さんのユニフォーム的な実用品として使っています。
 
履き始めはコンクリートやアスファルトの地面を歩くと足が痛くなるようです。
自分は最初から大丈夫で今では普通の靴が履けなくなり、足袋の感触に近い靴を探して履いてます。
足が蒸れないので臭くならず、フィットして植木屋さんにはなくてはならないモノなのです。
 
以前、靴屋で仕事をしていたので色々な靴を履きましたが、こんなに素晴らしい履物は中々ないと思います。
普段着に合わせて履くには難しく、勇気が必要で自分には無理で残念です。
 
本当に身の回りの道具達にはいつも感謝です。(Y)