造園の基本に「その土地の物、身近な物をつかう」という考え方があります。
私たちは、庭をつくるのに近隣の森や山を見てどんな植物が自然に生え、環境に適合しているか確認をして植樹の指標としたり、その木の近種を植えたりします。
庭の気候や風土に合った植物が枯れることなく環境にあった風景を作り出すからです。
石も庭を掘って出てきた石をそのまま使うこともあります。
イギリスのコッツウエルズの石積みヘッジは、庭や耕作地を造成したときに出土の石と聞いています。
やや保守的な庭造りの考え方、手法かもしれませんが造園家なら押さえるべきことがらだと思います。